漁業法及び特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律の一部を改正する法律案

この法律案は、水産資源の持続可能な利用と違法漁獲物の流通防止を目的として、「漁業法」と「特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律」の改正を図るものである。
具体的には、個体の経済的価値が高く、厳格な管理が求められる「特別管理特定水産資源」に関して、採捕された個体数、漁獲量、漁船の名称などを報告し、記録を一定期間保存する義務が新たに課される。
また、取引業者間における水産物の流通情報伝達義務の範囲が拡充されることで、国内流通の透明性向上が期待される。
さらに、特定の違反行為に対する罰則強化として、罰金の上限が最大で一億円に引き上げられ、特定水産物の管理が徹底される。